目、パッチリ開いていますか?むくみ解消、筋力アップで若々しい目もとを取り戻そう!

美容鍼灸師 美月綾乃先生

東京・三軒茶屋にあるサロン「アムラス鍼灸」のオーナー。オーダーメードの施術が好評で、美容も健康も叶えるサロンとして人気を集めている。
公式ホームページ:https://amrous-sinkyu.com/

スタサポ・ファンミーティングにご参加いただいた皆様に「フェイスエクササイズで改善したいお悩み」を聞いたところ、ダントツで1位だったのが目もとのたるみ。
昔より目が小さくなった、まぶたが重い…など、たくさんの声が寄せられました。
そこで美容鍼灸師の美月先生にパッチリ明るい目もとを取り戻すためのツボとエクササイズを教えていただきました!

毎朝1分、太陽のツボ刺激で
目パッチリ! 目ヂカラアップ!

目の開きが悪かったり、まぶたが重いのは、主に目の周りのむくみが原因。老廃物が溜まっているサインなので、血流とリンパの流れをよくするツボを刺激していきましょう。
まずは「太陽」のツボから。
眉尻と目尻の延長線を結んだところのこめかみにあるツボで、目の周りのむくみやくすみ 、クマの解消に効果的です。
左右一緒に、イタ気持ちいいくらいの強さで5秒押して離すを5〜10回繰り返しましょう。
朝やると目がスッキリ、開きやすくなりますよ!

他にも、目の周りには攅竹や晴明、承泣、糸竹空など、まぶたのたるみやクマ、目の疲れ、腫れに効くツボがたくさんありますので、同じ手順で刺激するといいでしょう。

万能のツボ、合谷で溜まりがちな目の疲れをスッキリ解消!

続いて、知っておくと便利なのが「合谷(ごうこく)」のツボ。目の疲れに効果的なツボですが、実は“万能ツボ”ともいわれていて、歯の痛み、頭痛、肩こり改善にも効果があるといわれています。
人差し指と親指の骨が交差するあたりの、人差し指の骨沿いにくぼみがあるのですが、そこが合谷のツボになります。
手のひらの中心に親指、合谷に人差し指を置き、挟むように手の中心に向かって押すのがポイントです。
こちらも、イタ気持ちいいくらいの強さで、5秒押して離すを5〜10回繰り返しましょう。
お仕事の合間などにも簡単に押せるのでおすすめです!

足のツボ、太衝はめまいや
のぼせ、イライラにも効果的

足の親指と人差し指の間をあがっていくと、両指の骨が交わるところがあり、その前のくぼんだところに「太衝(たいしょう)」というツボがあります。
このツボには、目の疲れや乾きを改善する作用のほか、気や血の巡りをよくする効果もあり、更年期からくるめまいやのぼせ、イライラ、頭痛にも効果があるといわれています。
こちらも、イタ気持ちいいくらいの強さで、5秒押して離すを5〜10回繰り返しましょう。

眼輪筋、使えてますか?
筋力が衰えるとたるみの原因に!

まぶたが重いと感じるもう一つの原因が、眼輪筋(がんりんきん)という目の周りの筋肉の衰えです。ここを鍛えるエクササイズをご紹介しましょう。
まず、手で額を押さえ、目を大きく開きます。この時、額が動いたら、眉や額の筋肉を使って目を開いている、つまり眼輪筋をしっかり使えていない証拠。
額を動かさず、目を大きく開く練習を1日10回ほど行いましょう。

上まぶたの眼輪筋を鍛えるエクササイズ。
額を動かさずに、目を大きく開きます。

次に、目の下を押さえて、下まぶたの力で目を閉じまず。慣れるまでは難しいですが、下まぶたがピクピクと動いていればOK。
これも1日10回を目安に行いましょう。

下まぶたの眼輪筋を鍛えるエクササイズ。
下まぶたの力を使って目を閉じます。

いかがでしたか?
やってみると、意外とまぶた周辺の筋肉をしっかりと動かせていないことに気づきます。使われない筋肉は衰え、やがて目もとのたるみへとつながりますので、ぜひ、スキマ時間でエクササイズをやってみてくださいね。